平成31年度(令和元年度) 施政方針に関する行政報告

 最後に、「情報公開・市民参加のための新たな条例づくり」についてであります。

 真に市民が主役の市政を行うためには、例えば事業費が一定金額以上の大規模事業などについて、案の段階から広く情報を公表したうえで、市民の皆様からのご意見を反映させる仕組みを制度化する必要があります。そのための「情報公開・市民参加のための新たな条例づくり」のため、公募した市民の代表や有識者等による検討の場を設けるため、検討委員会の委員を現在選考しているところであります。今後は、検討委員会を立ち上げ、他の自治体の事例等も踏まえながら、情報公開・市民参加をさらに促進するための新たな条例を制定してまいりたいと考えております。
 また、新たな広報のあり方の検討につきましても、市民ニーズを取り入れた広報紙やより使いやすいホームページのリニューアルに向け、有識者等による検討委員会の委員を現在選考しているところであります。今後は、検討委員会を立ち上げ、より市民に寄り添った情報発信のあり方を検討してまいりたいと考えております。

 以上、施政方針に関するこれまでの取り組みを申し上げました。

 市政の主役はあくまでも市民であり、真の地方創生は、市民の皆様が自分のまちに自信と誇りを持ちながら、積極的に市政に参加することによってこそ実現します。
 そのためには、「市民目線改革」つまり、より一層市民と対話し、よりきめ細かく実情を把握し、「私たちの声が着実に形になっている」と市民の皆様が実感できる市政の推進が必要と考えております。
 この考えのもと「新しい延岡」づくりを職員一丸となってさらに進めてまいりますので、議員の皆様のご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、本年度施政方針に関する行政報告とさせていただきます。